【同棲解消宣言】ケアマネとのミーティング4|母親として

構成
- 青字:タニオ(軽く放心状態で、ほとんど発言せず)
- 黒字:トン(喜怒哀楽、コロコロ変わる)
- 黒字の「」括り:ケアマネ(終始穏やかに、「うんうん。」「そうだね。」と相槌を打ち、笑いかけながら進行。ガハハと笑う豪快なおば様。)
誰も悪くない
・・なんでこんなになっちゃったんだろって思ってさ。・・なに私悪いことしたからこんなんなっちゃんだろって、悩んだもん。
「それはね、トンさんが悪いことしたんじゃなくて、環境がそうだったんですよ。でタニオさんもトンさんの為にって一生懸命頑張った。
その結果が一緒にいる時間が長くなったってことで、タニオさんはトンさんの為になりたかった。息子だから」
で1年くらいで壊れちゃうの?(呆)
「1年で壊れちゃうと思う。」
ふーーん。
「タニオさんはこれからもトンさんと暮らし続けていたいから、少し距離をおこうって提案だと思うんです。
私が見てて思うのもね、トンさんはもっと外で楽しみを見つけていいと思ってて、タニオさんより格好いい男子は外にいっぱいいるし、息子としては大事だけどね。もっと楽しいこと捕まえに行っていいと思うの。」
「でもこれはね、間違ったんじゃないんだよ、トンさん。」
ん?
「タニオさんはトンさんの為になりたかったの。だから色々ずっと一緒にいたじゃん。ヘルパーさん切るときもいいよって、自分がやるからいいよって。それは全部やっぱりさ、子供の心でもあったんだよ。
だから私(心配して)途中途中で確認はしてたじゃん、大丈夫って?
全部タニオさんやるけど大丈夫って?
やっぱ大変だよ、親子でも1対1で抱えてっていうのはね。
トンさんが何したのとかじゃないと思う、全然。
どっかで間違った訳じゃないと思う。
今その結果だから、あとどうしてこっかなって話。
タニオさんはこれからも一緒に暮らし続けたいから、どうしよかなってことだよ。」
ベン君もでしょ?
「うん。ベン君とトンさんと。」
理想の暮らし
「トンさんは、どうなったら1番理想なの?」
・・わかんない。
「ベン君がいなくなって、タニオさんと2人で、タニオさんは勤めないで、ずーーっと家にいて、お茶だよって言えば出てきて、ご飯作ってくれて。それはトンさんは望む感じ?・・それは望まないのか。トンさんはどうしたいな、どうなればいいなと思ってるの?今、だいたいざっくりのイメージ感じでいいです。」
朝から夜まで勤めに行って欲しい。
「タニオさんが勤めに行けばいいと思ってる。そっか。」
なんの仕事してるかわからない。パソコンでやってるって言ったって、私にはわからない世界。まるっきりわからない。
「わかんないよね。」
だから、地道に朝行って夜帰ってくるお仕事、そーゆーのしか周りにいないから。
「イメージがないからね。」
自営してやってる人なんていないから、わからない。その上にもう1人いるんだもん、わかんない世界だよ。
「そっか。」
タニオと暮らすのだたって10年振りだし、そこにもう1人いるんだもん、なおわかんないじゃん。でその2人が仲良くしてたら、ヤキモチだって焼くじゃん。
「見えない方がいいの?タニオさんとベンさんが。」
ん?だって見えないよ、ほとんど。
「でもイライラする訳じゃん。同じ屋根の下で暮らしてるとさ。」
買い物行く姿見るとね。あとは上にいるから全然なんてことないよ。
「ふーん。」
で休みの日はご飯作ってくれるし、なんてことないよ。有難いなと思ってるよ。
「うん、そっか。」
異変
・・でも、私にしかわからない。この辺にいないでしょ?
「何が?」
こんな暮らししてる、男2人と親と暮らしてるなんて、いないでしょ。
みんなわからないでしょ、私の気持ちなんて。
わかる訳ないじゃない。
そーゆー息子になっちゃたの知らされてビックリして、でお父さん死んじゃって病気になって、帰ってきたらその人も一緒に暮らしてる生活なんて!いい親ぶってたけど辛いんだよ私だって!(怒)
「そこに戻るのか。なるほど。」
だけど、追い出したくはない。追い出すって言うと、出てっちゃうでしょ、あの子も。一緒にくっついて行っちゃうよ、私捨てて。
「捨てるとは違うけど、出て行くかもしれないってことね。」
捨てるっていうか、私を置いてあっちについて行っちゃう。
だからわかってるから、それは言わないよ。
でも、そうされるんだと思うよ。
誰だってそうじゃん。結婚したら親より旦那さんのが大事になってくじゃん。それと同じようなもんでしょ。
「そっか。」
親よりベン君が大事になってきてるんだよ。
いいアレじゃん。その日にショートステイ行けって言われちゃったからビックリしちゃったし、やっぱりなって。ショックだよ。
母親として
「トンさんさ、お母さんとして、タニオさんの幸せはどういう風に思ってます?」
今考えてないよ。自分のことでいっぱいだよ。
「そっか、なるほどね。」
タニオの幸せ、、ね。他所のいい親はそう思って自分で我慢するんだろうけど、私はわがままだから、自分が大事だもん。
「そっか。」
私は自分が大事だよ。痛い思いとか苦しい思いばっかりしてきたんだから、老後はタニオと暮らせんだって思って喜んでたのに、こんなになっちゃうんだもん(怒)
「そっか。」
みんな口には出さないけど、ビックリしたでしょ?
「何が?」
ベン君とタニオの関係。
テレビでは結構、、なんか言ってるけどさ。
私だって、親はビックリしてる。
未だに認めらんないよ!・・時もある。認めてる時もあるけど。
なんでーみたいにさ。
わかる!とか聞いてくれてもさ、わからないでしょうよ、その息子がいないんだもん。
わかんないでしょうよ!辛いんだよ!(怒)
今まで言わなかったけどさ。言えないから言わなかったけどさ。
言ってます。聞いたことあります。
あんたには言ったかもしんないけど、ケアマネさんには言ってないって言ったの。他所の人には言ってないって言ってんだよ。
タニオの結論
「まぁね、今までのトンさんの話をずっとタニオさんもずっと聞いてて、今ちょっと抉られてるような衝撃だと思うんだけど、今の話を聞いて、タニオさんはどうしますか?」
1つ確認なんですけど、結局どーゆー生活がしたいのかがわからなかった。
「うん、今聞いたけどね、そこはもうトンさんはね、わからないと思うんだよ。タニオさんがいればいいってとこからきてるから。うん。多分今聞いてもトンさんには、やっぱりわからないし。」
じゃあ、、もうハッキリ言うと、無理です。一緒に暮らすのは無理です。
これだけのことを言われて、とても一緒に暮らそうと思う気にはなれないです。
「そっか。」
もうショートステイがどうこうの話じゃなくなりました。
「そっか。」
今度どうするか
ここまでの4回を合わせ、約45分。
仕事については、何度も説明をしてきました。
「それでも、普通の仕事にさえつけば丸く収まるのか・・」
一瞬の揺らぎはあったものの、唐突にベンとの関係性に言及され、プツンと切れてしまいました。
今度どうするのか・・は、また後日。
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